2014年10月13日月曜日

何事も初めては偉い件。

「初めて」





これはいつからコーヒーなのか?

私はいつから人間なのか?




苦い、泥のような色をした水。それは泥水。


私が初めてコーヒーを飲んだのはいつの事だろう?

カフェインも入っていないコーヒー牛乳が最初だろう。実際コーヒーを飲み始めたのは、高校生くらいだろうか・・・

しかしその頃にはもう既に母がとっくに飲んでいたし、世界中のいたる所で、飲んでいる人がいた。

私は「初めて」コーヒーを飲んだ人間ではない。

コーヒーの起源。


私はそれを知らない。

「苦い、泥のような色をした水」を、誰かが最初に飲み、何か後に繋がるような感想を言ったに違いない。

でなければ、やはりこれは「泥水」になってしまっていたはずだ。

なぜなら、やはりそれの見た目はただの「泥水」だからだ。


では何故、その「泥水」をその人は飲めたのだろう?
相当喉が乾いていたのだろう。
しかし、多分作ったわけではない。もしそうなら、コーヒーにする前の「水」を飲めば、安全だし、苦くない。

何か偶然の産物なのかもしれない。というか、それしかない。


「泥水」を飲む理由。


ダメだ、もう喉がからからだ。しかし、最後の水は、この兎の糞のような形の、緑色のような何かのの上に全てこぼしてしまった・・・

これから日が昇り、ここも灼熱。こぼした水なんかすぐに蒸発してしまう。

その次は俺だ。

俺も時期に蒸発してしまうのだろうな・・・

その前に、この水を・・・

!!??

みるみる水の色が変わっていく・・・土のせいか?早くこの水を飲んでしまおう。

いや待てよ、ただの泥水ならいざ知らず、この兎の糞みたいな物さえも含んだこの水を、私は、私は・・・


--あぁ、あれから何時間の時が過ぎただろうか?

--いや、五分と経っていないのかもな。


!?

もう水がかなり蒸発してしまった。

思えばここに来てろくに寝てもいなかったな。


もう最期なんだ。

あの世への土産話が兎の糞水。飲んだ。笑えるな。


よし。


--ごくごく


少し苦いが、芳醇な香りがある。

うまいような気がする。

これがもう最期の力か、眠気も覚めた。

死んでも誰かに見つけてもらえるように、もう少し街の近くで死ぬか。


そして、


彼は街まで歩ききった。兎の糞水。後のコーヒーの力を得て。

という事があったんあだろうな。

でなきゃあんな「泥水」みたいなものは飲まない。


彼はそれを生き続けた。

コーヒーを初めて飲み。それをコーヒーにした人。


私は何かの「初めての人」になったことがあるだろうか?


無い。


では、この先何かの「初めての人」になれるだろうか?


多分なれない。



私とは、数え切れない程の誰か「初めての人」の上に成立している。

そして、


私は、誰かが初めて人間になった時から人間。


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